このデフレ時代に10年間で10%もの価格上昇した製品は、バイク以外ではあまり思いつかないのは確かだけど、これでバイクが売れるか聞かれると僕は懐疑的だ。
実際どうしてもこれが欲しい!という一点買いしたくなる『どうしても欲しいバイク』無いもん。
売れないから魅力ある製品が作れないのか、魅力ある製品が無いから売れないのかはコロンブスの卵なんだけど、いまどき安いからバイクが売れるとも思えない。
僕らおっさんは嬉しいけどね。
免許制度を考えても、現行の普通自動二輪免許で乗れるバイクの選択肢があまりにも貧弱な状況でエントリーサイズのバイクに選択肢はあまり残されていないし、図らずも一昨日久々にお話したバイクの師匠と慕う先輩も仰っていた様に、バイクでのみ食べていっているようなメーカーの方が何とか打開点が無いか製造するバイクに創意工夫が見られるのも事実。
製品の持つ力が足りないのかもしれないね。。。
もっと根源的に考えると、バイクなんて乗り物は趣味性が強くて決して合理性と相容れないものでもあるし、これだけデジタルチックで合理性を求められる日本の世情では、所詮アナログな合理性とは対極にある製品全体として、そもそも命脈尽きた感も拭えないんだけど。
風と匂いと気温と危険とを肌で感じられる乗り物に、危ないからアレコレしちゃ駄目と教育されてきた若者が戻ってくるかよ、バイクに・・・とも思うしね。
僕は・・・娘が乗りたいといえば否定はしないし、免許も16歳で取っていいと思っているけどね。
一緒にツーリングできると楽しいなぁと。この懐古的アナログチックな姿が・・・製品本来の魅力を伝えられると良いんだけど。
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